お釈迦様の下で寝ているの?

お釈迦様の下で横になっている方が阿難尊者!

こんにちは!住職です

本日2月15日は、お釈迦様が涅槃に入られたご聖日。

涅槃会(ねはんえ)でした!

令和2年を最後に涅槃会の法要は住職のみで行っていましたが、

本年は久しぶりに総代・世話人・信行会の皆様と法要を行いました!

お経の声が響く本堂…

言葉で表すのは難しいですが、非常に素晴らしい時間でした!

お寒い中、ご参加いただいた皆様、お疲れ様でございました。ありがとうございました

さて!

涅槃図(お釈迦様御入滅の様子を描いた絵)には、

多くの人間や動物などが悲しんでいる状況が描かれています

住職のブログ 2月15日は涅槃会!

その中でお一人、お釈迦様の下で寝ている方がいるのです

えっ!?そんな状況で寝ているの???

と、不思議に思われるかもしれません…

確かに目を瞑って、寝ているように見えますが、

実はこの方、お釈迦様が涅槃に入られることに耐えられず、

気絶してしまっているのです…

この方は「阿難尊者(あなんそんじゃ)」という方で、

お釈迦様の十大弟子のお一人で、長くお釈迦様の付き人をされていた方でした!

一緒にいた時間が長かった分、その悲しみは計り知れず、

他の方々とは違った特徴的な描かれ方をされたようです。

もう一つ「阿難尊者」が特徴的な描かれ方をされている点があります!

絶世の美男子であったという「阿難尊者」は他の方々と比べて

明らかに男前に描かれているのです

涅槃会を描く絵師の腕前はこの「阿難尊者」を

如何に男前に描けるかで評価された!!!

という話も聞いたことがあります

青柳寺の涅槃図は江戸末期に描かれたもので、

「阿難尊者」は中性的?と言いますか、とても綺麗なお顔をされた男前です

江戸時代から、ジャニーズ系や、韓国アイドル系が男前とされていたのでしょうか?

男前の定義は今も昔もあまり変わらないのかもしれませんね

この「阿難尊者」のお話はまだまだあり、

涅槃図には他にも秘密が隠されています!

これらのお話はまた小出しにしていきます