本文へ移動



 
青柳寺 住職のブログ|開催する年中行事や各種イベント、その他折々の事柄や思いについてお届けします。
住職プロフォール
神部宣啓(カンベセンケイ)
昭和60年生まれ
神奈川県立麻溝台高校卒業
立正大学経済学部経済学科卒業
立正大学在学中に僧階単位取得
平成21年春、信行道場修了し日蓮宗僧侶になる
平成23年春、結婚。現在3児の父
平成25~28年布教院3回修了
令和元年、青柳寺第28世住職就任
現在に至る…
 
RSS(別ウィンドウで開きます) 

住職のブログ 石巻市へ慰霊の旅

2023-03-11
石巻沿岸の高台にある法音寺様は震災時に多くの逃げ延びた方々を受け入れられました。
石巻沿岸の高台にある法音寺様は震災時に多くの逃げ延びた方々を受け入れられました。
こんにちは!住職です




東日本大地震より12年の月日が流れました。




本年は第13回忌ということで、4年ぶりに石巻市へ行き、追善供養をさせていただきました。




自然災害としては戦後で初めて死者・行方不明者が1万人を越えた未曾有の災害。




急な別れを強いられた、物故者やご遺族のことを思うと、今尚胸が締め付けられる思いです。









今回は震災遺構となった門脇小学校の見学もさせていただきました。




当時の惨状が色濃く残っており、怖さを感じる場所ではありますが、




記憶を紡ぎ、未来へとつなぐ、様々な想いの込められた場所となっていました。




石巻に行く機会がありましたら、是非訪れていただきたい場所です。









命というのは当たり前のようにありますが、決して当たり前にあるものではありません。




普段の生活の中では目の前のことで精一杯でこの事を忘れてしまうこともあります。




久しぶりに被災地に赴き、改めて、自分の命やかけがえのない周りの命を見つめなおすことができました。




一日一日を大切に生きていきたいものです。




おいそがしい中、お邪魔したにも関わらず、優しく受け入れてくださった法音寺様ありがとうございました!
神奈川一部管区のお上人方と追善供養させていただきました。
神奈川一部管区のお上人方と追善供養させていただきました。
第3回忌の際に法音寺飛び地境内地に建立された慰霊塔「久遠の祈り」でも追善供養させていただきました。海から近く、被害の大きかった地域です。
第3回忌の際に法音寺飛び地境内地に建立された慰霊塔「久遠の祈り」でも追善供養させていただきました。海から近く、被害の大きかった地域です。
法音寺様のお山の頂上。改めてご住職より当時の状況をお聞きしました。
法音寺様のお山の頂上。改めてご住職より当時の状況をお聞きしました。
当時多くの方が逃げてきた日和山からの景色。
当時多くの方が逃げてきた日和山からの景色。
震災遺構「門脇小学校」。津波火災の痕跡が残っています。
震災遺構「門脇小学校」。津波火災の痕跡が残っています。
門脇小学校隣にできた展示館にある大破したポンプ車両。
門脇小学校隣にできた展示館にある大破したポンプ車両。

住職のブログ お釈迦様の下で寝ているの?

2023-02-15
涅槃図の御前で法要!
涅槃図の御前で法要!
こんにちは!住職です





本日2月15日は、お釈迦様が涅槃に入られたご聖日。





涅槃会(ねはんえ)でした!





令和2年を最後に涅槃会の法要は住職のみで行っていましたが、





本年は久しぶりに総代・世話人・信行会の皆様と法要を行いました!





お経の声が響く本堂…





言葉で表すのは難しいですが、非常に素晴らしい時間でした!





お寒い中、ご参加いただいた皆様、お疲れ様でございました。ありがとうございました





さて!





涅槃図(お釈迦様御入滅の様子を描いた絵)には、





多くの人間や動物などが悲しんでいる状況が描かれています





青柳寺の涅槃図については昨年のブログをお読みください!
↓↓↓





その中でお一人、お釈迦様の下で寝ている方がいるのです





えっ!?そんな状況で寝ているの???





と、不思議に思われるかもしれません…





確かに目を瞑って、寝ているように見えますが、





実はこの方、お釈迦様が涅槃に入られることに耐えられず、





気絶してしまっているのです…





この方は「阿難尊者(あなんそんじゃ)」という方で、





お釈迦様の十大弟子のお一人で、長くお釈迦様の付き人をされていた方でした!





一緒にいた時間が長かった分、その悲しみは計り知れず、





他の方々とは違った特徴的な描かれ方をされたようです。





もう一つ「阿難尊者」が特徴的な描かれ方をされている点があります!





絶世の美男子であったという「阿難尊者」は他の方々と比べて





明らかに男前に描かれているのです





涅槃会を描く絵師の腕前はこの「阿難尊者」を





如何に男前に描けるかで評価された!!!





という話も聞いたことがあります





青柳寺の涅槃図は江戸末期に描かれたもので、





「阿難尊者」は中性的?と言いますか、とても綺麗なお顔をされた男前です





江戸時代から、ジャニーズ系や、韓国アイドル系が男前とされていたのでしょうか?





男前の定義は今も昔もあまり変わらないのかもしれませんね





この「阿難尊者」のお話はまだまだあり、





涅槃図には他にも秘密が隠されています!





これらのお話はまた小出しにしていきます

例年より距離をとっての法要でした!
例年より距離をとっての法要でした!
皆様で読経!
皆様で読経!

住職のブログ 令和5年信行会新年会!

2023-01-31
木札にはそれぞれの願いが込められています!
木札にはそれぞれの願いが込められています!
こんにちは!住職です





今日は令和5年青柳寺信行会新年会でした!




寒い中でしたが、多くの方にご参加いただきました!




中には久しぶりにお会いできた方もいらっしゃって嬉しかったです





ここのところ恒例となっておりますが今年も、千葉県市川市遠壽院大荒行堂で、命を懸けた百日間の修行を積まれてきた原裕真(ハラユウシン)上人による御祈祷を受けていただきました。




「感謝」と「誓い」を胸に、皆様と共に仏祖三宝諸天善神にお祈りさせていただきました!




ご参加の皆様にとって、様々なご縁に感謝をし、これからより良く前向きに生きていく誓いをする「きっかけ」の時間となったはずです。




素晴らしい時間を一緒にお過ごしいただき、誠にありがとうございました!








さて!




この信行会はどなたでもご参加いただけます!




大体月に一度のペースで、平日の10時から開催しています!




お経をお読みする勉強会が基本ですが、仏様のお話を聞いたり、会員同士のちょっとした雑談など、他にも様々なことを行っています!




そんなに意気込まなくても大丈夫です!お寺が好き!イキイキ生きるきっかけが欲しい!こういったお気持ちがあれば問題ありません





今、あらゆる場面で徐々にコロナ禍での過ごし方が変わってきています。




しかしながら、コロナ禍前の生活に戻していこうとしても、まだちょっと不安で、踏ん切りがつかないという方も多いことでしょう




そういった方にとっても、比較的安心してご参加いただけるのが、この信行会かもしれません




仏様に手を合わし、お経をお読みしながら、徐々に外に出る機会を増やしていくのはいかがでしょうか??




もし信行会にご興味のある方はお気軽にお問い合わせください!








また!




原上人は基本週一ペースで青柳寺にお手伝いに来てくれています!




個別にご相談やご祈祷をしてもらうこともできますので、厄払い・合格祈願・安産祈願・新車のお祓い等々…




ご希望やお悩み事がありましたら、お気軽にお問い合わせください!


新年会の法要中!
新年会の法要中!
原上人は普段から大きいけどご祈祷中はより一層大きく見えます!
原上人は普段から大きいけどご祈祷中はより一層大きく見えます!
原上人によるご祈祷中!
原上人によるご祈祷中!
恒例となったくじ引き!可愛いこぞうくんグッズが景品です!
恒例となったくじ引き!可愛いこぞうくんグッズが景品です!

住職のブログ? 今年はどんな年?~癸卯四緑木星の一年~

2023-01-26
こんにちは!青柳寺御祈祷担当の原です



寒さひとしお厳しい日が続きますが、皆様お変わりございませんか?





~干支九星気学とは~



さて、今回のブログでは、本年がどのような一年になるか「干支九星気学」の観点からご紹介したいと思います。



令和5年の干支は「卯」ということは、多くの皆様がご存じかと思いますが、



正確には「癸卯(みずのと・う)」が正解です。



干支(えと)は、“十干(じっかん)”と“十二支(じゅうにし)”を組み合わせたものを指します。



その起源は古代中国へと遡り、後に陰陽五行説と結びついて、それぞれの組み合わせによって、意味を成して行きました。



陰陽五行説では、“十干”は太陽を象徴とした生命循環、“十二支”は月を象徴とした生命循環を表していると考えます。



また、干支は統計学ともいえます。



長年にわたって積み重ねられた“世の理”を知り、明日に備える拠り所となる暦といったところでしょうか。



この干支に、さらに星の動きによって運勢を示唆する“九星”が加わり、その年がどういう運勢を持つ年なのかをより詳しく知ることができます。





~四緑木星の癸卯~



改めまして、令和5年は「癸卯四緑木星」年となります。



十干の「癸」は天の気(宇宙に満ちる気)、十二支の「卯」は地の気(地上にあふれる気)、九星の「四緑」は人の気(人間社会と生命全体を総括する気)をそれぞれ表します。



「癸」は十干の最後で、季節で言えば冬枯れの時で陽の気は隠れ、陰の気が極まって、自然エネルギーが蓄積される様を表しています。



草木が枯れ果てると見通しが良くなり、測量に適した季節になることから、癸に「はかる」という意味が派生します。



物を測るには基準となるものが必要なので、法則・筋道という意味も生じます。「揆」も「天地の法則」を表し、人の足に象(かたど)ることから、「人が踏み行うべき道」という意味になります。



「癸」の年は、筋道を立てて物事を考えることが必要になるのです。



現在の国際情勢を見ると、まさにそれが求められているように思えます。



筋道が立たず、物事を達成する手段や過程が正しくなければ、その反動はやがて報いとなって現れることでしょう。



十二支の「卯」はボウと読み、「冒(おかす)」という意味をもち、また春の陽の気を受けて、新芽が大地を突き破って出てくる様を表します。



今まで地中で蠢いていたものが地上に芽を出し繁茂します。その反面、茆は茅や茨を表し、これらが蔓延ると身動きが取れなくなります。



つまり癸卯の年は、天地の法則に合わせて筋道を立てて物事を処理していけば繁栄が約束されますが、それを怠れば物事は紛糾し、動乱へと向かう危険な年でもあるわけです。



九星の「四緑木星」には「整う」という意味があり、本来は信用と繁栄を象徴する星ですが、その対局には利己主義でワンマンな面もあります。



国や一般大衆が、己の欲から自己中心的になり、社会の秩序が崩れて信頼関係を損なえば、世相の乱れとして表れるでしょう。



また四緑木星には、物を遠くまで運ぶという意から船舶や鉄道、航空機等も表します。



2013年には航空機墜落事故が続発し、韓国ではセウォル号沈没事故が発生。



2004年も航空機事故が多発し、日本ではJR福知山線脱線事故が起きています。



本年は特に筋道と信用を大事にしたいものです。



ただし、「四緑木星の癸卯」は、世界全体の一年間の運勢になりますので、個人の運勢の巡り合わせや相性によっては、期待通りの年になるかどうかは、また別物といえます。



個人、つまり私たち一人一人が利己主義的な考えを起こさずに、他者との信頼関係を大事にすることを心掛け、自分自身の目標をしっかりと設定し、筋道を立てて物事に向き合っていくことができれば、きっと心身ともに「整う」一年になっていくはずです。





~お悩み事あればご相談ください~



しかしながら、どう頑張っても「気」が良くならない、元気が出ないという場合は、厄年や悪い星回りが作用している可能性もございます



令和5年が厄年に当たる方は、添付の「令和5年の厄年早見表」をご参照くださいませ!



厄年の方の「厄除けの御祈祷」や九星気学で悪い星回りに当たる方の「悪星退散の御祈祷」などのご相談は、青柳寺までお気軽にお問い合わせください!



御祈祷を受けられた方には、仏様・神様の魂を込めた「特別祈祷木札」と、お財布などに入れて肌身離さず持ち歩ける「御守」をお授けいたします



有名なお寺や大きな神社で流れ作業的に受ける御祈祷ではなく、皆様一人ひとりの心に寄り添った御祈祷を目指しております!



それでは、本年が皆様方にとって幸多き一年になりますよう、心よりご祈念申し上げております 合掌

令和5年厄年早見表
令和5年厄年早見表

住職のブログ 今冬は冷えますね…

2023-01-20
こんにちは!住職です





今冬は寒い日が多いですね





私の住む地域はまだましですが、もっと寒い地域の方々にとっては





より一層、例年よりも過酷な日が多いのではないでしょうか





個人的にもこの時期は辛いです…





数mmの坊主頭にはこの寒さは響きます





冗談かと思われるかもしれませんが、





帽子をかぶらないと眠れない日もあるのです





このような日が続くと、





昔、先輩のお坊さんに教わった言葉を思い出します!





「暑い日に、あのお坊さん暑そう!と思われず、





寒い日に、あのお坊さん寒そう!と思われず、





いつでもどんな時でも、





あのお坊さんいつも変わらず清々しい!





と思われるお坊さんになりなさい」





(辛い時でも辛い姿を見せない人間になりなさい!という意味も含まれたありがたいお言葉です)











今冬は既に何度





頭寒そうですね





と言われたことか…





精進しなくては!!













新年最初のブログがこんな内容で申し訳ございません…





遅くなりましたが、本年も宜しくお願い申し上げます!





寒い日が続きますが、皆様くれぐれもご自愛くださいませ

 



 
青柳寺
〒252-0318
神奈川県相模原市南区上鶴間本町
3丁目7−14
TEL.042-742-2641
 FAX.042-748-8785
TOPへ戻る