住職のブログ? 今年はどんな年?~甲辰三碧木星の一年~
2024-02-12
こんにちは!青柳寺御祈祷担当の原です
寒さひとしお厳しい日が続きますが、皆様お変わりございませんか?
干支九星気学とは
さて、今回のブログでは、本年がどのような一年になるか「干支九星気学」の観点からご紹介したいと思います。
令和6年の干支は「辰」ということは、多くの皆様がご存じかと思いますが、
正確には「甲辰(きのえ・たつ)」が正解です。
干支(えと)は、“十干(じっかん)”と“十二支(じゅうにし)”を組み合わせたものを指します。
その起源は古代中国へと遡り、後に陰陽五行説と結びついて、それぞれの組み合わせによって、意味を成して行きました。
陰陽五行説では、“十干”は太陽を象徴とした生命循環、“十二支”は月を象徴とした生命循環を表していると考えます。
また、干支は統計学ともいえます。
長年にわたって積み重ねられた“世の理”を知り、明日に備える拠り所となる暦といったところでしょうか。
この干支に、さらに星の動きによって運勢を示唆する“九星”が加わり、その年がどういう運勢を持つ年なのかをより詳しく知ることができます。
三碧木星の甲辰
改めまして、令和6年は「甲辰三碧木星」年となります。
十干の「甲」は天の気(宇宙に満ちる気)、十二支の「辰」は地の気(地上にあふれる気)、九星の「三碧」は人の気(人間社会と生命全体を総括する気)をそれぞれ表します。
「甲」は十干の最初で、季節で言えば春の初めに当たります。
古代中国では亀の甲羅を用いた卜占(ぼくせん)によって神託を得たことから特に神聖なものとされ、甲冑や装甲などの硬い殻をかぶったものの総称とされます。
また、草木の種が厚い皮を被って保護され、まだ発芽しないでじっと耐え忍ぶ状態を表しています。
そして甲は新たな生命や創造という意味にも通じ、改革すべく新たな法律や制度を制定しようとする気運が高まり、
困難を突き破るという意味から、旧体制の岩盤をぶち破ろうとする革新の気が世の中に満ちてくるでしょう。
十二支の「辰」は蜃の象形で、二枚貝が殻から脚を出して運動するさまを文字にしたものとされます。
また土地を耕す農具の意味もあり、旧暦三月に茅や茨などがからんだ荒地を開墾して種を蒔き作物を育てていく姿も表しています。
さらに辰は震に通じ、進と伸にも通じることから、陽気が動いて草木は旺盛に伸長し、あらゆる物事が盛んになることを暗示しています。
一方、辰の厂(がんだれ)は、大きな崖を意味し、厂の中にはその下で開拓を進めようとする人が立ち往生している姿を表します。
つまり甲辰の年は、旧体制を破り、新たな改革の動きを起こさなければならず、
そのために抵抗や妨害もあるけれども、困難と闘う努力をしながら慎重に進める必要があるわけです。
九星の「三碧木星」は、方角では東、季節では春、一日では朝を意味し、新芽や若木が勢いよく成長する様子を表し、進歩と発展を象徴しています。
また震動という意もあり、雷、稲妻、火山活動や地震を表します。
人を驚かすような瞬間的なエネルギーをもち、音や声という意味もあり、騒々しい年であるとともに、悪い側面としては嘘や詐欺も横行することでしょう。
昨年は、筋道を立てて物事を考える必要性が問われましたが、今年は各方面で未来を見据えた方針や目標をはっきりと打ち出すことが求められるものと思われます。
ただし、「三碧木星の癸卯」は、世界全体の一年間の運勢になりますので、
個人の運勢の巡り合わせや相性によっては、期待通りの年になるかどうかは、また別物といえます。
個人、つまり私たち一人一人が困難なことに対しても、利己主義的な考えを起こさずに、
他者との信頼関係を大事にすることを心掛け、自分自身の将来を見据えた目標をしっかりと設定し、
一歩一歩着実に歩んでいくことができれば、きっと自らの殻を破れるような「発展」の一年になっていくはずです。
お悩み事あればご相談ください
しかしながら、どう頑張っても「気」が良くならない、元気が出ないという場合は、厄年や悪い星回りが作用している可能性もございます!
令和6年が厄年に当たる方は、添付の「令和6年の厄年早見表」をご参照くださいませ!
厄年の方の「厄除けの御祈祷」や九星気学で悪い星回りに当たる方の「悪星退散の御祈祷」などのご相談は、青柳寺までお気軽にお問い合わせください!
御祈祷を受けられた方には、仏様・神様の魂を込めた「特別祈祷木札」と、お財布などに入れて肌身離さず持ち歩ける「御守」をお授けいたします。
有名なお寺や大きな神社で流れ作業的に受ける御祈祷ではなく、皆様一人ひとりの心に寄り添った御祈祷を目指しております!
それでは、本年が皆様方にとって幸多き一年になりますよう、心よりご祈念申し上げております。合掌