住職のブログ 全てが大きい!福岡研修旅行!
2023-12-30
こんにちは!住職です
今年も残すところ本当に僅かとなりました!
何かやり残したことなかったかなーと考えていたところ、
書いてあった記事をブログに載せ忘れていたのを思い出しました
結構前の話になりますが、
日蓮宗神奈川県第一部社会教化事業協会主催の
福岡研修旅行に行き、日蓮宗のお寺を参拝させていただきました
一つ目のお寺は「勝立寺」様。
ビルに囲まれ、東京都内中心部のような雰囲気があるお寺です!
こちらでは日本で一番大きな木像の日蓮聖人坐像(約4m)を拝見させていただきました!
隣に並んで写真を撮ってもいいですよ!と住職から許可をいただいたので、
当山にお勤めしてもらっている原上人が代表して、お隣りへ!
原上人、身長が大体190cmでかなり大きいですが、日蓮聖人坐像の圧倒的存在感
是非写真をご覧ください
もう一つのお寺は「日蓮聖人銅像護持教会」様。
教会というお名前ですが、立派なお寺です!
こちらは日蓮聖人のご在世中、鎌倉時代に起きた元寇(蒙古襲来)に由来するお寺です!
日蓮聖人は国の行く末を憂い『立正安国論』を幕府に建白されましたが、
この中ではこのままでは他国から侵略されてしまうだろうとの警告もされていました。
それが実際に起きてしまったのが元寇です!
この銅像様が完成したのは日露戦争が勃発した明治37年。
世界平和、国土安穏の祈り、また元寇慰霊のため、博多湾に向いて建てられています。
こちらのご住職とお話しさせていただいたのですが、その中で
「第二次大戦中、銅が不足していたため、この銅像様も溶かしてお国に献上する計画がありました。
これに対して当時の信徒様たちが協力して、零戦六機分の銅を銅像様の代わりとして国に寄進してくださいました。
そのおかげで、現在に至るまで当時のままの銅像様を拝むことができているのです」
とのお話をいただきました。
大きさもそうですが、このような歴史や当時の方々の想いを知り、福岡の方々の信仰心の大きさや深さを感じ取ることができました!
その後、元寇の資料なども拝観させていただいたり、全てが貴重な経験!
普段はお寺にいることが多いので、見聞を広めつつ、よい刺激をいただいた研修旅行でした