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住職のブログ? 今年はどんな年?~癸卯四緑木星の一年~

2023-01-26
こんにちは!青柳寺御祈祷担当の原です



寒さひとしお厳しい日が続きますが、皆様お変わりございませんか?





~干支九星気学とは~



さて、今回のブログでは、本年がどのような一年になるか「干支九星気学」の観点からご紹介したいと思います。



令和5年の干支は「卯」ということは、多くの皆様がご存じかと思いますが、



正確には「癸卯(みずのと・う)」が正解です。



干支(えと)は、“十干(じっかん)”と“十二支(じゅうにし)”を組み合わせたものを指します。



その起源は古代中国へと遡り、後に陰陽五行説と結びついて、それぞれの組み合わせによって、意味を成して行きました。



陰陽五行説では、“十干”は太陽を象徴とした生命循環、“十二支”は月を象徴とした生命循環を表していると考えます。



また、干支は統計学ともいえます。



長年にわたって積み重ねられた“世の理”を知り、明日に備える拠り所となる暦といったところでしょうか。



この干支に、さらに星の動きによって運勢を示唆する“九星”が加わり、その年がどういう運勢を持つ年なのかをより詳しく知ることができます。





~四緑木星の癸卯~



改めまして、令和5年は「癸卯四緑木星」年となります。



十干の「癸」は天の気(宇宙に満ちる気)、十二支の「卯」は地の気(地上にあふれる気)、九星の「四緑」は人の気(人間社会と生命全体を総括する気)をそれぞれ表します。



「癸」は十干の最後で、季節で言えば冬枯れの時で陽の気は隠れ、陰の気が極まって、自然エネルギーが蓄積される様を表しています。



草木が枯れ果てると見通しが良くなり、測量に適した季節になることから、癸に「はかる」という意味が派生します。



物を測るには基準となるものが必要なので、法則・筋道という意味も生じます。「揆」も「天地の法則」を表し、人の足に象(かたど)ることから、「人が踏み行うべき道」という意味になります。



「癸」の年は、筋道を立てて物事を考えることが必要になるのです。



現在の国際情勢を見ると、まさにそれが求められているように思えます。



筋道が立たず、物事を達成する手段や過程が正しくなければ、その反動はやがて報いとなって現れることでしょう。



十二支の「卯」はボウと読み、「冒(おかす)」という意味をもち、また春の陽の気を受けて、新芽が大地を突き破って出てくる様を表します。



今まで地中で蠢いていたものが地上に芽を出し繁茂します。その反面、茆は茅や茨を表し、これらが蔓延ると身動きが取れなくなります。



つまり癸卯の年は、天地の法則に合わせて筋道を立てて物事を処理していけば繁栄が約束されますが、それを怠れば物事は紛糾し、動乱へと向かう危険な年でもあるわけです。



九星の「四緑木星」には「整う」という意味があり、本来は信用と繁栄を象徴する星ですが、その対局には利己主義でワンマンな面もあります。



国や一般大衆が、己の欲から自己中心的になり、社会の秩序が崩れて信頼関係を損なえば、世相の乱れとして表れるでしょう。



また四緑木星には、物を遠くまで運ぶという意から船舶や鉄道、航空機等も表します。



2013年には航空機墜落事故が続発し、韓国ではセウォル号沈没事故が発生。



2004年も航空機事故が多発し、日本ではJR福知山線脱線事故が起きています。



本年は特に筋道と信用を大事にしたいものです。



ただし、「四緑木星の癸卯」は、世界全体の一年間の運勢になりますので、個人の運勢の巡り合わせや相性によっては、期待通りの年になるかどうかは、また別物といえます。



個人、つまり私たち一人一人が利己主義的な考えを起こさずに、他者との信頼関係を大事にすることを心掛け、自分自身の目標をしっかりと設定し、筋道を立てて物事に向き合っていくことができれば、きっと心身ともに「整う」一年になっていくはずです。





~お悩み事あればご相談ください~



しかしながら、どう頑張っても「気」が良くならない、元気が出ないという場合は、厄年や悪い星回りが作用している可能性もございます



令和5年が厄年に当たる方は、添付の「令和5年の厄年早見表」をご参照くださいませ!



厄年の方の「厄除けの御祈祷」や九星気学で悪い星回りに当たる方の「悪星退散の御祈祷」などのご相談は、青柳寺までお気軽にお問い合わせください!



御祈祷を受けられた方には、仏様・神様の魂を込めた「特別祈祷木札」と、お財布などに入れて肌身離さず持ち歩ける「御守」をお授けいたします



有名なお寺や大きな神社で流れ作業的に受ける御祈祷ではなく、皆様一人ひとりの心に寄り添った御祈祷を目指しております!



それでは、本年が皆様方にとって幸多き一年になりますよう、心よりご祈念申し上げております 合掌

令和5年厄年早見表
令和5年厄年早見表
 



 
青柳寺
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