住職のブログ 21年ぶり!?団参に行ってきました!
2024-11-13
こんにちは!住職です
11月11日、役員・信行会・有志の檀信徒と共に日帰り団参に行ってまいりました!
団参(だんさん)とは団体参拝の略称で、寺社へのお参りを主とした旅行のことを言います
9年前に神奈川一部宗務所(横浜・川崎・相模原・座間の日蓮宗寺院を管轄する機関)に便乗して
総本山身延山への団参に行ったことはありましたが、青柳寺単独での団参は21年ぶり!!
私もまだ高校生だったので参加しておらず、私にとっては初めての試みとなりました
バスに乗り込んだ参加者一同、まず最初に向かったのは
柴又帝釈天 題経寺様
映画「男はつらいよ」の舞台で有名な柴又帝釈天ですが、実は日蓮宗のお寺なんです
まずはご開帳していただき、日蓮聖人御親刻と言われる帝釈天のご本尊に手を合わせ、
その後、法華経説話彫刻と庭園の拝観をしました!
法華経説話彫刻、本当にすごいよ!とよく耳にしていたのですが、
本当にすごかったです!感動しました
ド素人なので、言葉に表しづらいのですが、
立体的で見ているだけでその世界に飲み込まれるような感覚になりました
中に入るには拝観料はかかりますが、普段からどなたでも拝観できるので、興味がある方はもちろん、
ド素人の私でも感動できたので、興味がない方にも是非行ってほしいです!!
約15年ぶりに修行仲間のお上人に再会でき、その方にご開帳していただいたり、
山務員のお上人さんに丁寧に彫刻のご案内をいただいたり、大変お世話になりました!
帝釈天の皆様、誠にありがとうございました!
お参りの後は参道の自由散策!
皆様それぞれ買い物をしたり、柴又駅の方まで行って、
「フーテンの寅像と見送るさくら像」を見に行ったりしていました
昼食は第1作目の「男はつらいよ」の映画に使用され、第4作目まで「寅さん」の実家として撮影が行われたという、
「門前とらや」さんで食べました
柴又屋セット、うなぎ飯・茶そば・名物の草だんごなど色々入っていて美味しかったです!ご馳走様でした!
次に向かったのは
本山 堀之内妙法寺様
杉並区にある日蓮宗の本山で、「やくよけ祖師」で有名なお寺です!
まずはご開帳!
祖師堂(日蓮聖人像がまつられるお堂)にて
江戸時代から全国各地より大勢の参詣者があったと言われる霊験あらたかなお祖師さまに手を合わせました。
さすが本山!すべてが大きくて迫力があり、なんだか身が引き締まる思いでした
堀之内妙法寺様はホームページにかなり詳しく「やくよけ祖師」の事や歴史などを乗せておられるので是非ご覧ください!
ご開帳の後は山務員のお上人さんによる諸堂案内!
国指定重要文化財で日本の近代建築学会の恩師といわれる
英国人J・コンドル博士(鹿鳴館・上野博物館・ニコライ堂などを設計)設計による貴重な和洋折衷様式の「鉄門」や
東京都指定有形文化財で徳川将軍家が休息をとる御座所として使用された座敷「御成(おなり)の間」
など拝観したのですが、とっても広くて、お堂が沢山!
こんなに広いとは思いませんでしたし、どこも綺麗にされていて感動しました
もう一つ感動したのは山務員のお上人さんが、
「青柳寺様のホームページを拝見したところ、○○がまつられているとのことですが、こちらにもまつられています」
と、わざわざ青柳寺のことを下調べした上で、色々とリンクさせながら諸堂のご案内をいただいたことです!
参加者一同、その手厚さとクオリティの高さに驚きつつ、楽しい諸堂案内の時間となりました
(ご案内いただいたお上人のお名前お聞きしておけばよかった…)
堀之内妙法寺の皆様、誠にありがとうございました!
以上で参拝終了!
青柳寺に帰って来たのは17時過ぎ
一日だし、体力的に余裕!という方も、久しぶりの遠出で疲れてしまった方もいたかもしれませんが、
貴重な経験ができてよかったと喜んでいただけたようで何よりでした
お坊さんでも、個人ではこのような参拝をすることは難しいです!
今回の団参で私も貴重な経験をさせていただきました!!
ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました